ごはんにあきた
腎臓のわるいクロが、ただひとつたべてくれる療法食の「腎ケア」ですが
さいきんなんとなくくいつきがおちてきました。
さすがに毎日たべてるとあきるのでしょうね。
でも現在は腎ケアくらいたべてくれるドライフードの療法食がないので、
あいまにお気にいりのウェット療法食をたべさせ、
おやつとしてちょこっと一般食のウェットや
一般食のドライ(→高齢用を中心にしてカリナール1もプラス)もあげてます。
ただいまフードシプシー中
まだためしていない療法食や、
成分的にあげてもだいじょうぶそうなフードは、あいかわらずリサーチ中です。
たまたまきのうから楽天市場がセールをやっていたので、
クロのフードもこの機会に買っておこうとみてまわっていました。
するとちょっと気になるフードが……。
ジウィピーク キャット缶 ラム
ジウィピーク キャット缶 ラム 85g
(楽天 | Amazon | Yahoo! | tama)
保証分析値
粗タンパク質 9.0%以上
粗脂肪 7.0%以上
粗繊維 2.0%以下
粗灰分 2.0%以下
水分 78.0%以下
カルシウム 0.36%
リン 0.29%
※代謝カロリー 1,097kcal/kg
(AAFCO推奨カロリー計算係数では98kcal/100g)
ニュージーランドのジウィピークというブランドのものです。
療法食ではないものの、リンの数値が腎ケア(0.5%)より低いです。
2018年6月追記 腎疾患のある猫にあたえるウェットフードとしてはリンがやや多めです。
2017年4月3日追記
乾燥重量ってなに?
「乾燥重量」の説明は、こちらのページがとてもわかりやすかったです。
質問:「同メーカー、同種のドライと缶詰、ラベルを見ると、ドライのタンパク質は21%(水分10%)、缶詰だと10%(水分80%)。タンパク質はドライの方が断然多いよね?」(現在リンク切)
2018年6月追記 リンク切れのため下記回答はネットアーカイブより転載させていただきました。
イロイロなものを比較する場合には、「同条件」で比較するのが基本ですから、フードも「乾燥重量につき」で比較したほうが よいかなと思います。
たとえば、タンクトップ姿のAさんと厚手のセーターのうえにジャケットをはおったBさんが、体重をくらべっこする場合、Bさんは、当然ジャケット、セーターを脱ぎますよネ。
だって、そのまま体重計にあがったら、そら、あ~た・・・
(わかりやすい例が思いつかなくて ( ̄∇ ̄)ゞゴメリンコ~♪)フードの場合、水分が洋服にあたりますから、水分を抜いたほうがより正確に比較できるワケです。
水分をひいて比較することを、「乾燥重量(=乾物、DM)につきの比較」と言います。具体的にみていくと・・・
<ドライタイプの場合>
100(全重量)-10(水分量)=90(乾燥重量)
21(タンパク質量)÷90(乾燥重量)×100≒23.3<缶詰の場合>
100(全重量)-80(水分量)=20(乾燥重量)
10(タンパク質量)÷20(乾燥重量)×100≒50乾燥重量につきで比較すると、ドライタイプの粗タンパク質量は23.3%
缶詰の粗タンパク質量は50%ということになり、同条件で比較してみると、ラベルにある保証分析値とは違った結果になりますよね。
イロイロなフードを比較する場合には、乾燥重量で比較したほうが、より確かなデータが得られると思います。
参考 わんにゃんごはん(現在リンク切)
乾燥重量の計算ってどうやってやるの?
計算のしかたついては、こちらのページが参考になりました。
参考 日本で最初の猫手作りご飯HP☆お気楽ホリステックケアー猫BBS
腎臓とタンパク質制限
成分といえば、
「腎臓がわるい猫にはリンやたんぱく質などの制限が必要」
というのがたぶんいまの日本では常識とされています。
なのでもちろん、私もそれにならっています。
でもジウィピークのかんがえかたはちょっとちがうようで、
たんぱく質の制限にはやや否定的。
こちらを読むと、なるほどと思う部分もあったり………。
参考 猫の食事と腎不全 (ジウィピーク公式サイト)
猫の健康や栄養の研究についてはたいてい海外のほうがすすんでいるし、
将来的に日本での栄養指導もかわっていく可能性はあるのかも?
今後どうなっていくか、みまもっていきたいと思います。
基本的には定番の制限食をつかっていきますが、
できればこのような海外製品などもチェックしつつ、
ようすをみたいと思います。
ジウィピーク エアドライ・キャットフード
ジウィピークはドライフードもちょっと変わっていておもしろいです。
新鮮ななまの素材を「エアドライ製法」で加工しているそう。
ジウィピーク エアドライ・キャットフード
(楽天 | Amazon | Yahoo! |tama)
ドライの方はリン含有量がおおいのでクロにはあげないと思いますが、
要ダイエットのチョビ・シロにはいいのかもな~と思います。
けっこうおたかいので常用はムリですけどね (^_^;
ちょうどクロお気にいりの k/d缶や アニモンダ(ウェットのポーク)がなくなったので、
そちらといっしょにジウィピーク製品もたのんでみたいです。
まあ、食べてくれるかはさだかではありませんが………。
2017年4月追記 その後猫たちにジウィピークをあげてみましたが、うちではみんなたべてくれませんでした。鹿やラムの野生的な風味、わが家の猫にはうけいれられなかったようです orz
最後までお読みいただきありがとうございました。
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コメント
こんばんは^ ^
クロちゃん調子どうですか?
ウチは今は療法食は食べさせてません。
最初の頃は療法食に拘りすぎて食べてくれなかったりで、今は普通のフードをあげてます。
それでも嫌な時は残したりするので色々とシニア用のやら若い子用のやら試してます(^-^)
食べてくれるのを優先してます。
あまり神経質になるとこっちが色々と続かないのでね(^_^;)
aki さんこんばんは!
絶好調とまではいきませんが、おかげさまでなんとかぼちぼちな感じです(笑)
私もずっと「療法食でなくては!」と焦っていましたが、少しずつ気持ちが変わってきました。
シニアフードなどでも成分を見てみると、良いものが結構あるのですよね。
腎ケアよりリンやナトリウムが少ないシニアフードもあったり。
腎臓に優しい一般フードも視野に入れて、なるべくおいしく食べてくれるものを色々出してあげられたらいいな~と思います。
はじめまして^_^
ちょっとフードに関して気になりましたもので、コメントさせて頂きます。
ドライフードとウェットフードの成分表を同じ様に見る事は出来ないんです。
保証分析値は、100g中に含まれる各栄養素の含有量をパーセンテージで示していますが、ドライとウェットでは1食当たりの分量が違います。
おすすめサイトとしてリンクを貼ってある【腎不全と闘う猫まとめ】内に、乾燥重量計算というのがありますので、そちらで1食分の重量に含まれる各栄養素の量を自動計算で算出してくれますので、一度お試し頂くと分かりやすいかと思います。
ドライが1食当たり15g~20g、ウェットが1食当たり70g~100g位を食べるとすると、こちらのフードは療法食の倍以上のリンが含まれていますので、腎不全の子に与えるのはなるべく控えた方がよいかと思います。。
腎ケアも決して高いという訳ではないんですよ(^_^;)
各メーカーの表示方法が異なっているので解りづらいと思いますが、保証分析値と標準分析値は違うんです。
キドニーケアのチキンもリンの保証は0.3%以上ですが、標準は0.59%です。
(詳しく説明するととんでもなく長くなりそうなので省きますね)
初めてのコメントで大変失礼かとは思ったのですが、腎不全の子の食事管理はとても重要な事だと思いましたので、コメントさせて頂きました。すみません<(_ _)>
我が家も腎不全闘病中なものですから気になってしまって(>_<) お目目パッチリなクロちゃん、可愛いですね♪
ショコラさんはじめまして。
貴重なアドバイスをありがとうございます<(_ _)>
なるほど……!ようやく少し疑問が解けました。
お恥ずかしながら、付け焼刃の知識で単純に数値だけ比較していました。
各メーカーのサイトも数値の読み方までは書いておらず、正直どう見たらよいのかずっと困っていましたので、さっそく「まとめ」さんの教えていただいた部分を勉強してみたいと思います。
(保証分析値と標準分析値というのは難易度高そうですね(;д;))
こちらのまとめは本当に充実していて参考になるのですが、情報量がすごいのでなかなか全てに目が通せないのが悩みです。
今も時間をみて少しずつ読み進めています。
ちなみに記事中で触れたジウィピークですが、幸か不幸か、猫たちにはスルーされました………。