【スポット駆虫薬にはそれぞれ違いがあった!~フクちゃんが痒かった原因】

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k/dドライとフク2017/1/29

病院でもらったk/dドライが気にいったフクちゃん(このあと完食)

 

 

フクちゃん、病院へ体調チェックにいってきました。

おくちの状態がだいぶおちついてきたので、抗生物質とビタミン剤は終了です。

 

体のかゆみはステロイドを1週間のんでもおさまらなかったのですが、

ダメもとで検査したらなんと疥癬(かいせん)を発見!

かゆみの原因がようやくわかり、やっと解決の糸口がつかめました。

 

ちなみに疥癬というのはヒゼンダニによる皮膚炎や感染症のこと。

参考 疥癬くすのき動物病院のブログ

 

今回は、疥癬にきくということで病院でだしてもらった

スポット予防・駆虫薬の「レボリューション」についてのメモになります。

 

製品名:レボリューション6%

ここ数年にうちでつかったことのある駆虫薬はフロントラインと、

そのジェネリック薬であるマイフリーガードのみ。

 

フクちゃんを保護したときにはうちにあったマイフリーガードをつかいましたが、

どうやら疥癬はそれでは退治できないようです。

(あんまりよくわからないままつかってました。)

 

疥癬だとレボリューションのほうがいいでしょう」ということで

レボリューション登場。

 

レボリューション

 

初回分は病院で、首すじにたらしてもらいました。

あとはひと月に1回ずつ、合計3ヶ月継続してつかえばほぼ駆虫が完了。

 

薬で虫の卵そのものの退治はできないので、

すべてなくなるにはそれくらいの期間が必要なのだそうです。

 

レボリューション 中身

 

外箱ごといただきましたがなかみは2回分だけでした。

 

パッケージ

外箱と、ピペット(薬剤の入ったいれもの)のパッケージはこんなかんじ。

ピペット1回分には0.75ml入りです。

レボリューション パッケージ レボリューション ピペット

(クリックで拡大)

 

成分

レボリューション パッケージ裏

(クリックで拡大)

成分・分量
本剤1mL中、セラメクチンを60mg含有

 公式 レボリューション6%Zoetis)より引用(以下同)

 

使いかた

(画像は公式サイトより)

ピペットのあけかたはちょっとコツがいりそう。

フタをいったん押しこんでからあけます。

 

  1. ピペットをブリスターから取り出す
  2. ピペットを上向きにもち、カチッと音がして、ピペットの先端に穴が開くまで、キャップをしっかりと押し込む。 キャップを取り外し穴が開いていることを確認する。
  3. 肩甲骨前方の背面部の被毛を皮膚が見えるまでかき分ける。
  4. ピペットの先端を皮膚に直接あてる。そのままピペットを静かに3~4回、しっかりと空になるまで1ヵ所でしぼる。最後のひとしぼりで、液体をピペットのなかに吸い込まないよう、ピペットを押しつぶしたままにしておく。この時、薬剤が指につかないよう注意する。
  5. ピペットを押しつぶしたまま、皮膚から引き離す。
  6. ピペットが空になっていることを確認する。※投与部でまれに、固まった被毛、毛玉、毛色の変化およびわずかな粉末状の残留物が見られることがあるが、通常、一時的なもので製品の安全性ならびに効果に影響しない。

0.25mLx3ピペット、0.75mLx3ピペット、0.75mLx6ピペット
0.25mLピペット:体重2.5kg未満
0.75mLピペット:体重2.5kg以上7.5kg未満
※体重7.5kg以上はセラメクチン6mg/kgを基準量とした適切なピペットの組み合わせ

 

特徴

 

レボリューション 特長

 

主成分セラメクチンは、マクロライド系駆虫薬
猫のノミに対する駆除は、速効でかつ1ヶ月持続。同時にフィラリアの寄生予防、回虫及びミミヒゼンダニの駆除に有効
滴下式で速乾性。皮膚から速やかに吸収され、2時間後のシャンプーは有効性に影響しない。

 

(クリックで拡大)

レボリューション 説明書

 

【猫】
犬糸状虫の寄生予防、ノミ成虫の駆除、ノミ卵の孵化阻害及び殺幼虫作用によるノミ寄生予防、ミミヒゼンダニの駆除、回虫の駆除
【犬】
犬糸状虫の寄生予防、ノミ成虫の駆除、ノミ卵の孵化阻害及び殺幼虫作用によるノミ寄生予防、ミミヒゼンダニの駆除

 

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こんなときにつかうのがおすすめ

外でくらしていた猫を保護したときなどに。

ノミフィラリア回虫のほかに、ミミヒゼンダニ疥癬も治療できます。

まずひととおりの虫対策をするなら、

こちらのレボリューションが第一選択肢になりそうです。

 

冒頭にかいたように、うちでもフクちゃんを保護したときに

フロントラインのジェネリック「マイフリーガード(α)」をつかいました。

でもそれで退治できるのはノミマダニ(マイフリーガードαは幼虫、卵も)だけ。

 

マイフリーガードはレボリューションより退治できる種類がすくないので

今回のうちのケースように、とりこぼしてしまう虫がでてきます。

 

また、近年でたおなじような薬に、ブロードラインというものもあるそうです。

ブロードラインでは、レボリューションで退治できない瓜実条虫マダニに対応。

逆にレボリューションは、ブロードラインで駆虫できないミミヒゼンダニ疥癬に対応。

 

それぞれの特徴を考慮して、つかいわける必要があるみたいですね。

結局ブロードラインとレボリューションはどっちがいいの?
参考 あおえ動物病院

 

入手先

こちらの薬は基本的に処方薬なので、いちばん安心な入手先は動物病院です。

まあタイプとしては安全な部類ですし、

これまでにつかったことがあって今回もまたおなじ症状だと確信できるのであれば

オンラインで入手してつかってみても、たいていのケースでは大丈夫かと思います。

 


(画像はヨーロッパ版レボリューションの『ストロングホールド』。中身はおなじ)

 

ただ、楽天やAmazonのような大手ネット通販では今のところレボリューションの取りあつかいはないようです。(2018年1月15日現在)

 

それでも、保護猫活動などの事情でできるだけ安く入手したいのであれば、

ペットくすり」や「うさパラ」のような個人輸入代行店を利用する方法もあります。

私も人間用のサプリメントなどを輸入代行で入手したことがありますが、

使い勝手はふつうの通販サイトとほぼ同じでした。

すべて日本語で注文できますし、説明も日本語なので困りません。

(極端にやすい代行サイトなどはあやしい場合もあるのでご注意。)

※強くすすめるものではありませんので、輸入代行のご利用はご自身の判断でお願いします。m(_ _)m

 

もし数回の使用であれば、病院で入手するほうが安心かつ手軽なのですが、

定期的につかうのであればネットのほうがおトクかもしれません。

 

まとめ

自己判断で、はじめから適当にスポット薬をつかうのはよくないなーと反省しました。

スポット薬には種類がある、疥癬などは退治できないものもある、と以前コメント欄でちゃんとおしえていただいたのに、このありさまです。
すみません。

 

保護した猫の、皮膚のかゆみの原因をつきとめたいのであれば、順をおってひとつずつ可能性をつぶしていくことがだいじですね。

今回はアレルギーの可能性ばかりに気をとられてしまったせいで、必要のないステロイドをフクちゃんにのませてしまいました。

 

いちばんはじめに皮膚の検査とレボリューションをやっていれば、こんなにながい時間、フクちゃんをかゆみで苦しめなくてすんだのかも。

かってな思いこみはよくないですね。
今回は勉強になりました……。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。
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